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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第41章 枕営業
狩野の言葉に里依紗が顔を上げる。

「あ…あの…。警察にも…親にも…言わないでください…。お願いします…!あ…アイドル…やめさせられちゃう…。お願いしますっ!」

「なら、最初から、店の金に手を出すなんかしなきゃいいものを…。何でまた…。」

「そ…それは…。い…衣装代が…。どうしても…すぐ払わないと…ステージに立てないから…。すみません…。」

「なるほどね…。だからと言って警察や親を呼ばないわけにはね〜。もちろん辞めてもらわなきゃいかんし…。」

「そ…そんなっ…!?それだけは…。お願いします…。な…なんでもしますからぁ…。」

里依紗は狩野が待っているであろう言葉を口にする。「なんでもする」という言葉を引き鉄に、狩野が里依紗の身体を求めやすくする。後は狩野に身を任せるしかない。嫌がる素振りが必要だろうが、初体験の里依紗にその余裕があるかはわからない。とにかく狩野に従うしかない。

狩野は里依紗の言葉に厭らしい笑いを浮かべる。流れをきちんと理解し、適切な言葉を言える対応力が素晴らしい。こういう女性を自分の望むがままに抱ける。処女すら差し出させることができる自分に満足する。

「なんでもするって本当かい…?」

狩野がずいっと、一歩分、里依紗に近づく。身体が触れ合うくらいに近づいたことに緊張しながら里依紗は答える。

「は…はい…。お金のことに目を瞑ってくれるなら…。警察にも…親にも…誰にも言わないでくれるなら…。なんでもします…。」

目を瞑り、スカートの裾を握り締めて言う姿は、これから何をされるのか理解している様子がよく出ている。

「じゃあ…、今から私が何しても…、何を言っても…素直に従ってくれるかな…?」

狩野の手が触れるか触れないかくらいのソフトタッチで、里依紗の上半身を這い回る。肩から鎖骨、鎖骨から胸、そして脇腹まで、ゾワゾワとした感触が立ち昇る。

「んんっ…。くっ…。はい…。し…従い…ます…。本当にぃぃ…誰にも言わないでくれますかぁ…?んっ…。」

そわそわと触れる狩野の手に敏感に反応しながら、里依紗は再度確認する。

「ああ…。君がこの部屋を出るまで、ちゃんと私の言うことを聞いてくれたら…警察にも親御さんにも言わない。誰にもね…。もちろんバイトも続けてもらって構わない…。」

「わ…わかりましたぁ…。んひぃっ…!?し…従いますぅ…うぅ…ん!?」
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