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調教物語~ある男の性癖~
第9章 咲希の無毛地帯
「ねえ、金沢さん
あんた、アナルセックスは経験済みなん?」
まあ!
咲希は驚いて思わず声が漏れそうになったので
慌てて口を手で押さえた。
「じゃあ…
お尻が痛いのは…
アソコにアレを挿入されたから?」
朝っぱらから話題にすべき事ではないので
思わずヒソヒソ声になってしまう。
「そうよ
アソコにアレを突っ込まれたんや
経験あるんか?」
加菜恵に問われて咲希はブルブルと首を振った。
「スッゴく痛いねんで
でも愛する人のアレなら
受け止めるのが彼女としての務めやろ?」
加菜恵は、
さもペニスをアナルに突っ込まれたように話したが、
実際にはアナルプラグを
突っ込まれただけだったが
「アソコ」や「アレ」と言葉を濁して話したので、
咲希はアナルセックスを想像していた。
「で、誰にヤられたと思う?」
「誰かしら?」
まさか…まさかとは思いながら
加菜恵の口から
武郎の名前が出てくるのではないかと
うっすらと予感していた。
「なんや、心当たりがありそうな顔してるやんか
多分、あんたが今、思い描いてる男や」
「そんな…!」
「わかったやろ、あの人はな、
尻にも入れる変態や
そやから、あんたの手に負えんわ
いさぎよう身を引きや」
加菜恵に出来たのなら
私にだって…
武郎にアナルを求められたときは
素直に受け入れようと
加菜恵の言葉は、
かえって咲希に心の準備を与えてしまった。