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調教物語~ある男の性癖~
第2章 筆下ろし
彼はその店に脚しげく通った。
給料を手にすると
待ちかねたように駆けつけた。
いつも指名するのは
店からぽっちゃりタイプという分類に入れられている彼女だった。
「たまには違うタイプはどうですか?」
その日に限って受け付けの男性は
違う女を指名させたがった。
「いや、彼女がいいんです」と
彼は頑として他の女を指名することはなかった。
男がなぜ他の女を指名させたかったのか
理由はすぐにわかった。
ぽっちゃり熟女とのプレイを終えて
帰り支度をしようとすると
「ねえ、延長しませんか?」と言ってきた。
「来月また来るから延長はいいです」と答えると
「私、お店を辞めるんです」と言い出した。
「えっ?」
「主人が転勤することになって
私もついていくんです
だから延長料金は私が払うので
最後にもう一度だけセックスしてください」
彼女がいなくなるのはショックだったけれど
それ以上に彼女が彼を気に入って恋心を抱いてくれていた事の方が嬉しかった。
彼女が辞める事を知っていたので
受けつけの男は
他の子を指名させようとしていたんだな
他の女を気に入って
又再び足繁く通ってもらいたかったに違いない。
「じゃあ…最後に生でやらせてもらえませんか?」
彼女が辞めてしまうのだから
最後に無理なお願いだと思いながらも
そのようにおねだりしてみた。
「えっ?生で?…」
しばらく考えた後、
「いいわ!生で抱いてください」
そう言って抱きついてきた。