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調教物語~ある男の性癖~
第12章 緊縛教室
髑髏の男が全身タイツの女を縛り上げてゆく
見よう見まねの武郎であったが
それでも何とか様になっていた。
「いいですか、
乳房に縄を掛けないようにしましょう
巨乳女には乳房を
押し潰すように縛る方法もありますが
標準的な乳房の女には乳に縄を被せない方が
乳房が強調されて綺麗です」
『乳房に縄が掛からないようにか…』
そうしようと思うと
どうしても蝶の女の乳房に手が当たる。
「すいません…」
「いえ、大丈夫ですから」
小さな声のやり取りにも関わらず
それを聞きつけた梟の男が
両者の背中に鞭を入れた。
「痛っ!」
S男の武郎は鞭の痛みが初めてなので
思わず声に出して仰け反った。
だが、蝶の女はM女のようで
体をくねらせて悶えた。
「くれぐれも会話はしないで下さい
いい遅れましたが
声を出すと梟の男が鞭を入れますので気を付けてください」
おいおい、それを先に言えよと
武郎はムッとしたが
蝶の女は仮面から覗く目がトロンとして
感じているのに気づき
武郎は思わずゾクゾクとした。
なんとも言えない色っぽい目をしている。
耳をすますと「ハアハア…」と感じているのか
甘い呼吸をしていた。
緊縛はアートだと念を押されても
武郎は蝶の女に欲情してしまい
情けないとは思うがフルに勃起させてしまった。