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調教物語~ある男の性癖~
第17章 男なら誰でも食っちゃうママ
「お客さん…そろそろお開きなんですけどねえ」
わざとらしく大きめの声を出して
寺嶋と呼ばれていた男の肩を揺すった。
「うん。わかってますよぉ~」
そのように言ったかと思うと
再びイビキをかいて深い眠りに落ちたようだ。
「こんなところで寝ると体が痛くなっちゃうわよ」
ほら、立って!と促すと
「わかってますよぉ~」と同じセリフを吐いて
菊乃に寄りかかってきた。
「ほら、こっちにいらっしゃい」
菊乃は寺嶋の肩を抱いて
腰に手を回すと「よっこいせっ」と担ぎ上げた。
この道が長い菊乃は
男を担ぐコツを知っていた。
変に労ろうとすると
かえって重く感じるのだ。
いっそのこと大きな荷物だと思えば
ある程度の距離なら担ぐことができた。
「どっこいしょ…」
寺嶋をボックス席のソファに寝かしつけると
上着、ネクタイ、ワイシャツと
手際よく脱がした。
Tシャツの上から寺嶋の胸筋を撫でる。
「いい体してるのね」
厚い胸板は菊乃の好みだった。
「ここまで面倒見てやっているんだから
少しぐらいはいい思いさせてよね」
菊乃は寺嶋のシャツを捲りあげて
上半身の裸体に舌を這わせた。
乳首を舐めあげると
「さっちゃん、エッチしようぜ」と
寝ぼけて佐智子と抱き合っていると思っているのか
菊乃を佐智子と間違えてぎゅっと抱き締めてきた。