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調教物語~ある男の性癖~
第19章 バレた副業
「お客さん、
どちらまで走らせればいいんでしょうか?」
加菜恵は困った。
タクシーのドライバーに行く先を聞かれても
部長の自宅がどこなのか知らなかったからだ。
かと言って「どこかのビジネスホテルに
放り込んでください」とも言えない…
仕方なく加菜恵は
一緒にタクシーに乗り込んで
自分の部屋の住所を告げた。
『まったく世話の焼けるオヤジだこと…』
ムニャムニャと小声で何か呟いて
加菜恵に抱きついてくる部長が腹立たしくて
頭髪が薄くなってきている頭頂部を
おもいっきり手で叩いた。
ペシッ!
案外と乾いたよい音が車内に響いた。
痛みに覚醒したのか部長は、
イビキが止まって「ゆき子~」と甘えた声を出し
加菜恵の太ももを触り始めた。
「ちょっと!やめてえや!
ゆき子って誰やのん!」
どうやら加菜恵を他の女と勘違いしているようで
グイグイとスカートの中に手を突っ込んでくる。
「ほんま、酒癖が悪いなあ」
指先が股間にタッチしそうだったので
加菜恵は部長の手の甲を
おもいっきりつねってやった。
「痛てえ~!」
「どう?目が覚めたやろ?」
これでタッチ攻撃が終わるかと思いきや
「そういうツンケンしたとこが大好きだよ~」と
今度は胸を揉んできた。
こりゃアカンわ、と
抵抗するのをやめて
部長のやりたいようにさせてやった。