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調教物語~ある男の性癖~
第19章 バレた副業
「危ない!」
よろめいた部長を加菜恵は抱き止めたが
大の男を受け止めるほど
加菜恵は力持ちではなかった。
そのまま二人してフローリングに転がり落ちた。
「こりゃ、すまない…」
部長の顔が目と鼻の先にある…
こんなに近くでお互いの顔を見るなんて
二人にとって初めてだった。
一瞬、男と女の雰囲気が漂う…
「コホン…」
小さく咳払いして
離れようとする部長を
加菜恵は下から羽交い締めで抱きしめた。
「今夜はもう遅いから…
泊まっていったらええやん…」
加菜恵は自分が、
なぜ、そんなことを言ってしまったのか
自分でも理解不能だった。
「一宿一飯の情けかい?
もしかしたら副業の件を
黙っておけということかな?」
「違うて…
就業規則に違反したのはわかってるし
辞めろと言うんなら辞めるわ
そんなんと違って今夜は傍におって欲しいねん」
「伊藤くん…」
やけにしおらしい加菜恵に
部長の男が反応してしまう。
加菜恵の太ももを硬くなった肉棒で
何度もノックし始めていた。
「勘違いせんといてな…
こんな深夜にタクシーなんて拾えないから
泊まっていったらどうやって言うてるだけやで」
そんなことを言いながらも
加菜恵の瞳は潤み
完全に男を誘っていた。