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調教物語~ある男の性癖~
第19章 バレた副業

「コホン…」

男の淫らな気分を絶ちきるように
部長はもう一度咳払いをした。

「じゃ…じゃあ、
お言葉に甘えて泊めてもらおうかな」

「うん…そないして…」

加菜恵は部長の首すじを匂って

「汗くさいわ…
店で暴れて汗をかいたんやね
シャワーを浴びたらええわ」

「そうかい?何から何まで悪いね
じゃあ、一緒にシャワーを浴びるかい?」

「えっ?一緒に?…」

加菜恵が不審の声を漏らしたので
部長はガバッと上体を起こして

「か、勘違いしないでくれ
ほら、明日も仕事で朝が早いし
時間短縮になると思ってさ…」

「そやね…
その方が合理的やわね」

観光地には混浴施設だってある。
一緒に入浴したからと言って
いやらしくもない。

それにシースルーガウンを着ていたとはいえ
加菜恵はすでにヌードを部長に見られているし
逆に部長のペニスだって店を出るときに
着衣をさせるためにしっかりと見てしまっている。

お互いに恥ずかしがる要素は
何一つなかった。

部長は脱衣をしようとしているが
まだまだ酔いが残っているために
指先がおぼつかない。
ワイシャツのボタンを外そうと試みるが
指先はボタンにかからずに
何度も空振りを繰り返した。

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