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調教物語~ある男の性癖~
第20章 転勤
「恥ずかしがる事はないじゃない」
そう言って小用を始めたのか
シャワーの音とはまた別の
シャーという音が狭いユニットバスに響いた。
やがてその音はチョボチョボと滴の音に変わり
ペーパーを巻き取るカラカラという音に
引き継がれた。
こんなにも間近でおしっこをする音を聞くって
妙に興奮する。
気づけば武郎のペニスは
隆々と男を主張している。
やがてトイレを流す音がしたが
岩下女史はユニットバスから出ようとはしない
はて?
どうしたんだろうと耳をすますと
「ねえ…
背中、流してあげましょうか?」と
シャワーカーテンの向こうから
彼女が問いかけてきた。
「あ、いえ、
けっこうです…
一応、体は洗い流しましたから」
「あら?そうなの?
ガッカリだわ
久しぶりに男性の体を触れると思ったのに」
「…岩下さん…もしかして…
僕を誘ってます?」
思いきって尋ねてみた。
少しだけ沈黙の時間があって
その後に
クスクスと笑い声がした。
「いやだ~
そんなふうにとらえちゃった?
そんなわけないじゃない
大阪まで引き連れてきたんだから
労をねぎらってあげようとおもっただけよ」
それじゃあ、ごゆっくりどうぞと
捨て台詞を残して岩下女史は出ていった。