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調教物語~ある男の性癖~
第21章 女としての悦び

岩下裕美子自身も驚いていた。

ペンを刺されるかと思った恐怖心の後に
訪れた甘美な舌の愛撫…

これまで幾度と乳首を舐めさせて来たけれど
こんなにも気持ちいいのは初めてだった。

チュパ…チュパ…

心地よいリズムで舌で乳首を転がされてゆく。

たまらずに腰がくねくねと踊り出してしまう。

「気持ちいいですか?」

「はい、気持ちいいです」

武郎の問いかけに
思わず素直に答えてしまった。

「よしよし、いいお返事ですね」

なぜだか誉めてもらうとキュンとなった。

「腋毛、ないんですね
これは脱毛ですか?」

「ええ、永久脱毛しています」

「なかなか色っぽいですよ」

武郎は腋の窪みに顔を埋めた。

そして少し汗ばんでいる腋の匂いを楽しんだ。

「なあ、知ってるか
女って腋からフェロモンを出すらしいぞ
今も出ているのかな?
俺、あんたに惚れてしまいそうだよ」

命令口調だったかと思えば
このように甘い囁きをもらうと
股間がじんじんと疼いてくる。

多くの女性が拘束プレイをしていると言う
武郎の言葉を信じてしまう。

「ねえ、おまんこは舐めないの?」

「そうだなあ…舐めてやってもいいけど
言葉が足りないねえ」

だから罰を与えますねと
武郎はベッドから立ち上がった。

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