この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
調教物語~ある男の性癖~
第22章 シェアルーム

「ねえ、どこへいくの?」

「OBと言っても、
俺はここに一月(ひとつき)も通っていないから
真正面から訪問してもOBとは認めてくれないよ」

武郎と岩下裕美子は校庭に沿うように
ひたすら裏道を歩いた。

ちょうど学校の裏側に達すると

「わあ~、昔のままだよ」と
一枚のフェンス扉をこじ開けた。

「ここ、昔から施錠していないんだ
良かったよ、ここから入れる」

けっこう軋み音がしたけど
少し力を加えると、扉は難なく開いた。


「さあ、入って」

そのように武郎は岩下裕美子を誘うが

「ねえ、これって不法侵入よ」

そう言って難色を示した。

「何も盗ったり壊したりする訳じゃない
ただ、あの日に戻ってリスタートしなきゃ
これから先、俺は前に進めないんだ」

クラブ活動も終わったのか
夕暮れの学校は静まり返っていた。

「ほら、早く!」

あまり気乗りはしなかったけど
彼の機嫌を損ねて
今後の性交渉に支障がきたしてもマズイので
裕美子は仕方なく彼の後に続いた。

『どうか誰にも見つかりませんように…』

裕美子は気が気ではなかった。
見つかって警察沙汰にでもなれば
二人の履歴に傷を残してしまう。

一歩踏み出す度に
ドキドキした。
やがてそれは異様な興奮へと変わってゆく。


/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ