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第24章 大阪の女

「それじゃあ、横になって休める所へ行くかい？」

武郎が促すと、
嬉しいとばかりに、さらに強くしがみついてきた。


タクシーに乗り込んだものの
土地勘がないので
ラブホがどこにあるのかわからず
仕方なく正々堂々と
「適当なラブホテルまで
連れていってくれないか？」と
ドライバーに申し出た。

チラリとバックミラーで二人を見て
「かしこまりました」と
タクシーは夜の街を疾走した。


やがてタクシーは
ネオン輝くラブホテル街に到着した。

タクシーの支払いを済ませ
下車しようとする間際、
ドライバーが
「アリスの小部屋というホテルが人気ですよ」と
お節介ながらに教えてくれた。

どこに連れ込もうと
人の勝手だろうと思いながらも
武郎は森川の肩を抱いて
教えてもらったホテルを選んだ。

「エスコートがお上手だわ…
慣れていらっしゃるのね…」

甘えた口調で森川は武郎を詰った。

「そんなことはないさ
内心、ドキドキしているんだよ」

そんなことを言いながらも
武郎のペニスは早くも勃起していた。

エレベーターに乗り込むと
森川から積極的に抱きついてきてキスをねだった。

居酒屋の時より少しだけハードに唇を重ね
舌を絡ませあった。

「本部長のココ…勃ってるわ…」

森川愛弓は愛しそうに
武郎の勃起しているペニスを
スラックスの上から何度もさすってきた。