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調教物語~ある男の性癖~
第4章 総務の咲希さん

「今日は本当にありがとう
カレー、美味しかったです」

武郎は追い返すようで悪いが
そろそろキンタマの湿布を貼り替えたかったので
書類、忘れないようにねと
金沢咲希のカバンを手にして
彼女に差し出した。

「ええ、ちゃんと明日、
忘れないように提出しますわ」

彼女が名残り惜しそうにしていたので
武郎はわざとらしくバイバイと手を振った。

武郎にクルリと背を向けて
いざ靴を履く段階で
「あ、そうだ!
良かったら湿布を貼り替えてあげますわ」と
この部屋に残る口実を思い出したかのように
彼女はそう言った。

「いえ…大丈夫です…
なにせ、場所が場所だけに…」

そう言って武郎は大袈裟に股間を指差した。

「やっぱり私、貼り替えてあげます
いえ、貼り替えさせて下さい」

そう言い切ると
武郎の横をすり抜けて
ベッドの方へ行って枕元の湿布薬を手にした。

「参ったなあ…
そう言ってくれるのはありがたいんだけど…
ほら、股間だからパンツを脱がなきゃなんないし」

「脱がして差し上げますわ
私、あなたの為に尽くしたいのよ」

あなただけパンツを脱ぐのが恥ずかしいんなら
私もパンツを脱ぎます!
それでおあいこじゃないですかと
咲希はスカートのホックを外した。




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