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調教物語~ある男の性癖~
第4章 総務の咲希さん

「いや、おあいこって…
そういう問題じゃなく
僕は湿布を貼り替えていただかなくても
結構ですと言っているんです」

「私に恥をかかせないで…」

金沢さんはポロポロと涙を落とした。

『えっ?俺が泣かせた?
ウソっ!俺、なにも悪いことをしてないよね?
変な事を言ってないよね?』

女の涙を見慣れていない武郎は
どうしていいかわかんなくてオロオロした。

「本当の事を言います
湿布薬なんてどうでもいいんです!
私、椎名さんに抱いて欲しいんです…
椎名さん!あなたが好きなの!!」

スカートがストンと床に落ちた。
ショーツ姿の金沢さんが
武郎の胸に飛び込んできた。

好きだと告白されても
女性からそのように言われる免疫のない武郎は
どうしていいものか狼狽えた。

抱いて欲しいと言われれば
抱いてやるのは簡単だけど、
その結果、彼女と付き合っていけるかというと
やはり容姿の好みで
その先のイメージが湧いてこない。

「ね、お願い…
セックスして…」

咲希が武郎の股間に手を這わして
ギュッと握りしめた。

その途端、
ようやく治まっていたキンタマの痛みが
再びぶり返して、
その激痛に武郎は失神した。


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