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調教物語~ある男の性癖~
第25章 岩下裕美子の嫉妬

「?」

変だなと思ったが
別段、気にもとめなかった。

男の体臭はなくとも
そこには確かに男のぬくもりがあった。

『抱いて…』

そういう意味合いを込めて
裕美子は武郎の唇を求めて目を閉じた。
そして右手を武郎の体に這わして
股間を触った。

しかし、そこには猛々しい男の部分が影を潜め
グニャリとしたナマコのままだった。
それでも構わずに裕美子は男性のシンボルを
愛しそうに握った。

「ごめん…今夜は疲れているんだ…」

目を閉じてキスをねだっているのに
唇を重ねるどころか
否定の言葉が武郎の口から飛び出した。

武郎は胸にしがみつく裕美子を引き剥がすと
スーツを乱暴に脱ぎ捨て
パジャマに着替えることなくベッドに飛び込んだ。

クタクタに疲れていた。

今夜、愛弓に三発も射精してしまった。
それも一度もおまんこから抜かずにだ。

いろんな女を抱いてきたが
挿入したまま二発射精しても萎む気配がなかったのは初めてだった。

美人と名器は反比例するのが世の例えだ。
ブスな女ほど勿体ないほどまでに
具合の良いおまんこを持っているものだが
愛弓だけは違った。

モデル並のプロポーションで
女優になってもおかしくないほどの美貌…
そこへきてあのおまんこの具合の良さ。
どこをどう取っても愛弓は完璧な女だった。


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