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調教物語~ある男の性癖~
第4章 総務の咲希さん
「精巣がかなり腫れてます
幸いにも破裂は免れたようですが…
格闘技でもされているんですか?
たまにプロテクターなしで試合をして
アソコに蹴りを入れられて担ぎ込まれる選手もいますが…」
そう言いながら武郎の体格を見て
絶対に格闘技ではないなと確信して
「まあ、痴話喧嘩でカッとなった女性が
アソコを蹴るというのもありますけど」と
今度は咲希の顔を見て
ニヤニヤしながらそう言った。
「まあ、なんにせよ
二日もすれば腫れは引くでしょう
炎症を起こしてはいけないので
念のために抗生物質を点滴していますので
どうぞご安静に…
あ、そうそう、
二日間は禁欲しておいてくださいよ」
まるで武郎のパートナーが
咲希だと決めつけたように
ドクターは咲希に念を押すように話した。
「あのお医者さん、
私を彼女だと思ってるみたい」
ドクターが去った後、
咲希はとても嬉しそうにそう言った。
「ずいぶん遅くまで引き留めてしまいました
どうぞ帰りはタクシーを使ってください
落ち着いたらタクシー代などを精算させてもらいます」
武郎はのぼせ上がっている咲希に
冷や水をかけるかのように
さっさとお引き取りくださいなと
帰宅を促した。