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調教物語~ある男の性癖~
第4章 総務の咲希さん

二日後、精巣の腫れも引いて
すっかり元気に回復した武郎は
無事に退院することとなった。

会計をしようと順番待ちをしていると
病院玄関に咲希が現れた。

あまりのグッドタイミングに怪訝に思っていると

「病院から今から退院手続きをするって
連絡があったの」

そう言って歩行困難でもないのに
咲希は武郎の腕を取った。
どうやら病院側は
完全に咲希が武郎の彼女だと思い込んで
わざわざ連絡を入れたようだ。

「おいおい、一人で歩けるよ」

そう言って断ったが
咲希はまるで世話女房のように
武郎に寄り添った。

タクシー乗り場で
「ありがとう、もう大丈夫だから」と
咲希と別れようとしたが

「なにを強がっているのよ
出社できる体力が戻るまで
私が面倒見ますから一杯甘えてください」と
同じタクシーに乗り込み
武郎の部屋まで付いてきた。

「勘違いしないでもらいたいので
ちゃんと言います
僕はあなたに興味はないので
お付き合いする気はありませんから」

冷酷なようだが
こういうことは
ちゃんと話しておいた方がいいと思った。

「あなたが私を好きでなくてもいいんです
あなたのそばにいられるだけでいいんです
だから…お願い、もう少しだけそばにいさせて」

そう言いながら咲希は目に涙を浮かべた。

マンションのエントランスで
女性を泣かすというのもバツが悪いので
「わかった、わかった。
とりあえず部屋に入ろうか」と
人目を避けるように
二人はそそくさと部屋に入った。

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