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調教物語~ある男の性癖~
第1章 深夜のジョギング
その部屋の住人は
まとめて洗濯をするタイプなのだろう。
物干し竿には
数枚のショーツが干してある。
『うほっ♪どれにしようかな…』
ノーマルタイプのショーツばかりだったが
こういうものを履いているのは
きっと清楚な女に違いない。
いざ盗もうと下着に手を掛けると
ドキドキして、それだけで勃起した。
そして何気にベランダの片隅に
洗濯機が設置されているのに気づいた。
ベランダから身を乗り出して他の部屋も見てみたが
この寮自体が古い構造なのか
洗濯機はベランダに配置するようになっているようだ。
とりわけ隣の部屋は
洗濯機の前に洗濯かごが放置されていて
洗濯前の衣類が残っていた。
『これゃあ、ひょっとすると…』
彼は干してある下着をとりあえず一枚盗み
ポケットにねじ込むと
ベランダを伝って隣の部屋に移った。
そして洗濯かごをかき混ぜて
その中から洗濯前の下着をめでたくゲットした。
『こりゃあラッキーだ!』
思いがけない獲物に長居は無用だと
そそくさと男は看護婦寮を後にした。
自宅に戻ると
早速今夜の獲物をテーブルに並べた。
干してあったショーツに鼻を近づけて
クンクンと臭いを嗅いでみたが
予想どおり柔軟剤の香りが強くて
面白味に欠けた。