この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
調教物語~ある男の性癖~
第28章 佐智子との逢瀬

部屋に入ると
「ねえねえ、ビールを呑むでしょ?」と
佐智子は冷蔵庫から缶ビールを二本取り出した。

午前中から飲むビールはさほど旨くない。
一口飲むと武郎は缶をテーブルの上に置いた。

「君が東京のアノ店を辞めたと聞いて
ショックだったよ」

「もともと閑古鳥が鳴いていたし
ここ大阪の母が痴ほう症がひどくなってきたし
面倒見てあげないといけないしさぁ
水商売ならどこででも働けるわと
こっちに戻ってくることにしたの」

「で…こっちでいい男を見つけたかい?」

「私、東京でもそうだったけど
男運が悪いのよね
誰からもお誘いを受けないわ」

嘘に決まっている。
これほどの美貌とスタイルがあれば
言い寄る男は掃いて捨てるほどいるだろうに。

「なぁ~んてね、嘘よ
いろんな男からアプローチを受けるわ
ほら、あなたの会社の立花さんもその一人よ」

「あいつが君にホの字なのはわかったさ
君を見る目がいやらしかったからね」

「うふふ、そう、アプローチをかけてくる男は
みんな私とベッドインするのが目当て…
誰も真剣に愛してくれないわ
それに…」

続きを話しかけて佐智子は言い澱んだ。

「それに…なんだい?」

「私って古風なのよね…
この人って心に決めたら
その人に一途になっちゃうの」

「へえ~、君にそこまで思われるなんて
そいつは幸せ者だな」

「あなたよ」

「えっ?」

思いがけない答えに
武郎は驚いた。

それに追い討ちをかけるように
佐智子は武郎にキスをしてきた。

/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ