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調教物語~ある男の性癖~
第28章 佐智子との逢瀬
いい女の香りが匂い立つ。
佐智子は香水の類いは使用していないが
男を虜に体臭がしていた。
おそらくこの香りは
女性同士がたむろしても
互いにその香りには気づかないだろう。
いわゆるフェロモンというものだ。
男にしかわからない香り…
その香りは男を魅了させて
勃起を促す。
「胸元が苦しいだろ?」
佐智子を抱きながら
片手を背に回してブラのホックを難なく外す
ブラを腕から抜き取るのがもどかしくて
剥ぎ取りながらも武郎の唇は
ピンク色の乳首に吸い付いた。
チュっと吸い付くと乳首は見事に反応して
口の中で固く勃起した。
まるで鳥肌のように
乳輪にもブツブツとした突起が浮かび上がる。
「はぁあぁ~ん…」
佐智子は艶かしい声をあげながら
まるで乳児に乳を飲ませるかのように
愛しそうに胸に吸い付いている武郎の頭を撫でた。
「あなた、女の抱き方が優しくなったわ…」
ほんの数ヵ月で
確かに女の抱き方がソフトになったと
武郎は自分でも納得した。
きっとノーマルな裕美子を抱いているので
知らず知らずのうちに
愛撫がソフトタッチになってしまったのだ。
「荒々しいのがいいのかい?」
「ううん…ドSで責めるあなたも
こうしてノーマルに責めてくるあなたも
どっちも好きよ」
「こうして抱き合う事になるとわかっていたら
ロープを用意してたんだけどな」
亀甲縛りで悶えさせたあの夜の事を
どちらからともなく思い出していた。