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第29章 社内での情事

「では椎名営業本部長、
役付き秘書になったお祝いを下さいな」

「ああいいよ
豪華なディナーにでも招待しようか？
それとも貴金属のプレゼントがいいかな？」

「どちらも魅力的だわ…
でもね…私…今はあなたが欲しいの…」

ブラウスのボタンを一つ二つと外して
見事なデコルテを見せて挑発してくる。

「いやしかし…さすがに社内では…」

午前中に佐智子とプレイしてきただけに
武郎は落ち着いていた。
これがもし、フラットの状態ならば
今すぐにでも愛弓のスカートを捲って
ショーツを降ろしてハメてしまうところだ。

「本部長って以外と律儀なんですね」

愛弓は二人が座れるのがやっとのソファに
寝転がって股を開いた。
薄いピンクのショーツが眩しかった。

ここまでされると
男として廃れるわけには行かない。

武郎は本部長室のドアに鍵をかけて
スーツの上着を脱ぎ捨てた。

「誰がいつノックしてくるとも限らないから
着衣のままで我慢しろよ」

そう言って
捲れあがったスカートの裾に手を入れて
ショーツを脱がし始めた。

「勤務中にするなんてドキドキするわ」

覆い被さってくる武郎の首に腕を回して
愛弓は自分から唇を重ねてきた。