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調教物語~ある男の性癖~
第30章 佐智子との永遠の別れ

「ねえ…ここでハメる?
それともベッドがいいかしら?」

バスルームでセックスをする事に
異論はないが
ラブホテルでない限り
意外と声が漏れ聞こえる事を
武郎は裕美子に教えた。

「このマンション、防音はしっかりしているのよ」

「ああ、壁と床はね
ただ、バスルームだと話は別だ
排水管を伝って
意外と声が下の階に漏れ聞こえるんだよ」

「まあ!じゃあ、ベッドに行きましょうよ
私、のぼせそうだわ」

冗談ではなく
裕美子は顔を上気させていた。

そうと決まれば長湯をする理由はない。
バスタブから立ち上がると
すでに武郎のイチモツも勃起していた。

「うふふ…
今夜は寝かせてあげないから
そのつもりでね」

目の前に突きだされたペニスに
裕美子は愛しそうに口づけをした。


ベッドルームで待っていると
裕美子が薄化粧を施してやって来た。

「化粧なんてしなくていいのに」

「そうは言っても
私はあなたより一回りも年上なのよ
あなたに抱かれる時は綺麗な女でいたいの」

『ふん!よく言うよ
昨晩は泣き崩れた汚い顔を
さんざん俺に見せておきながら…』

心で、そう思っても
口にすれば烈火のごとく怒りだすので
化粧なんしなくても裕美子は綺麗だよと
心にもない台詞を言って
武郎は裕美子の手を取ってベッドに招き入れた。

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