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調教物語~ある男の性癖~
第31章 再生の時
「ここに連れ込まれても
えらいつれないやないか」
永山は裕美子の体を眺めながら
スーツを脱ぎはじめる。
互いに下着姿になると
永山は裕美子に抱きついてきた。
身長の高い裕美子と小柄で小太りの永山なので
抱き合うと永山の頭が胸元にまでしか届かず
裕美子はいやでも永山の薄い頭頂部を見下ろす事となる。
微かにオヤジ臭が漂ってくる。
思わず裕美子の腕に鳥肌が立った。
「なんや寒いんかいな?
寒イボが出てるやないか」
ほんなら二人で風呂に入って温まろうか?
永山は甲斐甲斐しくバスタブに湯を張り出した。
『もっとがっついて
私を押し倒すのかと思ったわ』
やけに紳士的な永山に
裕美子は戸惑った。
「ここ、夕方6時までサービスタイムやから
いっぱいエッチしよな」
ほら、下着姿で風呂に入られへんで
早よ、脱いでしまいや
永山は脱がしてくれとも言わず
さっさと自分で素っ裸になった。
「ほら、こうして私も素っ裸になったんや
なぁ~んも恥ずかしい事あらへん
あんたも裸になったらええ」
小太りの永山は腹がぽっこりと突き出ていて
均整のとれた武郎の体に見慣れている裕美子は
ユーモラスな永山の裸体に
思わず吹き出しそうになった。