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調教物語~ある男の性癖~
第31章 再生の時
裕美子は永山の体から降りて
ベッドに並んで寝た。
天井のミラーに二人の寝姿が映っている。
永山の股間にはダランと伸びたコンドームが
虚しくペニスにへばり付いていた。
「わし、下手やろ?」
隣に実物の裕美子がいるのに
永山は天井の鏡の中の裕美子に問いかけた。
「ううん…そんなことなかったわ…」
「気ぃ使わんかてええ…
下手くそなんは自覚あるさかいに」
そんな事はどうでもよかった。
終わったのなら解放してもらおうと
裕美子は体を起こしてペニスにへばり付くゴムを
ソッと外してやった。
『アレが小さいとザーメンの量も少ないのね』
武郎の大量のザーメンに慣れているので
少量の精液しか射精しない永山が可哀想になった。
「わし、アレも小さいしテクニックもないから
女にアプローチでけへんねん
気が付けばこの年齢にもなって未だに独身や」
「えっ?支社長って結婚していないんですか?」
「出来るわけあらへんやろ
あんたから見てわしは魅力的な男か?」
そんなことを言われても…
思わず裕美子は言葉につまった。
「ハハハ…
あんた、正直な女やなあ
わしな、あんたが大阪に来たとき
一目惚れしてしもたんよ
ええ歳して恥ずかしいけどな」
椎名の解雇の件をちらつかせて
あんたを抱いたんは謝る。
そやけど、あんたを抱けて
大満足やったわ
永山は姑息な男で堪忍なと
裕美子の手を握った。