この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
調教物語~ある男の性癖~
第32章 最終章

鯵の開きに焼き海苔、
目玉焼きに味噌汁といった
日本の朝の定番料理がテーブルに並んでいた。

「さあ、どうぞ召し上がれ」

気のせいか薫の肌艶が今朝は一段と美しい。
女はセックスをすると美しくなると言うが
あながち嘘ではないなと思った。

「ねえ…あなたさえ良かったら
うちの食堂を手伝ってくれない?
この店を社会復帰の足掛かりにすれば?」

「いや、しかし…」

「だめ!これは命令よ!
私があなたを男にしたのよ
私にはあなたを立ち直らせる義務があるの」

こうと決めたら後には引かせない。
強引な女だが、それが薫の魅力だ。

「わかりました…しばらくご厄介になります」

武郎がそのように返事をすると
薫は満面の笑みを浮かべた。

「そうと決まれば散髪してきてね」

はい、これで行ってらっしゃいと
武郎に千円札を数枚握らせた。


薫に言われたように散髪に行き
伸び放題の髪をカットして
髭を剃ってもらうと
少しは人前に出ても恥ずかしくない容姿になった。


薫の営む大衆食堂は
小さい店ながらも
お昼前後は相席やむなしと言うほどの繁盛だった。

これを薫が一人で切り盛りしていたかと思うと
ほんとに頭が下がるほどの働き者だ。

/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ