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第4章 総務の咲希さん

頭を抱え込んで
いかにも残念だというオーラを
身体中から発散させている武郎に

「ごめんなさい！
あなたの手を煩わせたくなかったので
嘘を言ってしまいました！
本当はすごくあなたに処理して欲しいんです！！」

そう言うと武郎は顔を上げて
パアッと嬉しそうな表情に変わった。

『ああ…この人が喜ぶのであれば
私、どんな行為も許せるわ』と

咲希はますます武郎に従順になってゆく。

「じゃあ、続きをやろうね」

武郎はそう言って
優しく咲希にキスをした。

「嬉しいです…」

どんな仕打ちをされようとも
そのあとに至福の時間が訪れるのなら
どんなことでも受け入れるわ

咲希は完璧に武郎のペットに成り下がった。

武郎は意気揚々と
咲希の股間にハサミをいれてゆく。

ハサミの冷たさが股間に伝わる度に
咲希は傷つけられはしないかと
ハラハラしたが
やがて、そのハラハラはドキドキに変わり
ドキドキはワクワクへと移行してゆく。

「まあ、下処理はこんなもんかな」

ほら、触ってみなと言われて
咲希は股間に手を這わした、

そして愕然とした…

サワサワした感触が消えて
まるでサボテンのような
チクチクとした感触が手のひらに伝わった。