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調教物語~ある男の性癖~
第6章 女の嫉妬

武郎と咲希がエレベーターに乗り込むのを
加菜恵は歯軋りしながら眺めていた。

『あんな女に武郎さまを取らせへんで!』

ああ…今夜も武郎さまの
お小水を飲ませていただきたい…

今夜もまた
ゴムなしで挿入されて
おもいっきり中に出していただきたい…

きっと今夜もお店に来てくださるわよね?
だって、昨夜、
あんなに可愛がってくれたんやもん

もし来なければ…

直接彼の部屋に押し掛けようと
ひそかに企んだ。


武郎が営業の外回りをするというのは
どうやら事実のようで
会社の玄関を出て、
咲希がカフェに誘おうとする前に
「じゃあ、俺は外回りがあるんで…」と
とりつく島もなく、
さっさと大通りの方へ行ってしまった。

『今夜…脱毛かぁ~』

会社の近くのカフェで
咲希はテーブルに座ってため息をついた。

武郎に嫌われなくて、
勢いでサロンに予約をしたものの
やはりパイパンにするのには抵抗があった。

『あと5歳若ければなあ…』

この年齢で脱毛だなんて、
きっとサロンの担当者も陰で笑ってるに違いないわ

おまけにVゾーンだけでなく
VIOのフルコースなのだから
担当者にアソコを見られちゃうんだわと
カフェラテを飲みながら
咲希はちょっぴり憂鬱になった。



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