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サトシのHなエッセイ
第31章 なぁ、ええやろ?③
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雨の音がする。
訪れた頃は小雨だったのに、今は激しく窓を叩きつけていた。
「んふぅ・・・ふぅ・・・んっ・・・」
私の吐息はヤツの熱い息と舌に絡めとられ、唾液が吸い取られていく。
ゴクリ、とヤツの喉がなる。
何故か嬉しくて、広い背中をギュッとした。
カーペットの床にあお向けに寝かされ、私は唇を蹂躙されている。
ヤツのヒゲがチクチク当たるが、それすらも愛おしい。
ずっと小悪魔のように、はぐらかせていた私の秘めた想いは、とっくに見破られていたようだ。
さすが、「腐れジジイ」だ。
だが、今は「嬉しい誤算」に溺れていよう。
ジジイが言う「かいらしい(可愛い)仔猫」のように。
(ああ・・・)
雨の音が心地良い。
このまま。
そう、このまま。
雨の音を聞きながら。
漂っていたい。
雨の音がする。
訪れた頃は小雨だったのに、今は激しく窓を叩きつけていた。
「んふぅ・・・ふぅ・・・んっ・・・」
私の吐息はヤツの熱い息と舌に絡めとられ、唾液が吸い取られていく。
ゴクリ、とヤツの喉がなる。
何故か嬉しくて、広い背中をギュッとした。
カーペットの床にあお向けに寝かされ、私は唇を蹂躙されている。
ヤツのヒゲがチクチク当たるが、それすらも愛おしい。
ずっと小悪魔のように、はぐらかせていた私の秘めた想いは、とっくに見破られていたようだ。
さすが、「腐れジジイ」だ。
だが、今は「嬉しい誤算」に溺れていよう。
ジジイが言う「かいらしい(可愛い)仔猫」のように。
(ああ・・・)
雨の音が心地良い。
このまま。
そう、このまま。
雨の音を聞きながら。
漂っていたい。