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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第1章 ★おばあちゃんの命日★

おじいちゃんは私の上にかぶさったまま、射精を終えてぐったりです。
だけど私は、ぐったりなんかしていられません。桃ちゃんちでテレビゲームをする約束だから、みんなが待っているのですから。

私は急いでパンティを穿いて、ブラウスを着てショートパンツも穿いて身繕いを整えて、走って玄関に向かったのですよ。

そしたらインターホンがピンポンと鳴って、私が扉を開くと、健二お兄ちゃんのクラスメイトの勇介くんと、お姉さんの魔子ちゃんが立っていました。

健二お兄ちゃんが慌てた様子で玄関に二人を迎えに出てきました。だけど、お兄ちゃんも勇介くんも頬が紅潮して、なんだかぎこちないんです。

お兄ちゃんが勇介くんに声をかけます。

「おう、勇介、よく来たな。上がれよ」

「あ、ああ……」

勇介くんの返答は、なんだかもじもじとして、いつもの快活な陽気さがありません。
お兄ちゃんは、いかにもついでにという素振りで、魔子ちゃんにも声をかけます。

「あっ、魔子ちゃんも、いらっしゃい」

「うふふ、健二くん、久しぶりに会えて嬉しいわ。ふふふ」

魔子ちゃんの瞳は、お兄ちゃんを見つめてキラキラと煌めいています。
その目の輝きは、何かが起こりそうな危うさでムンムンです。


私はとっても気になったけど、桃ちゃんたちが待っているので、後ろ髪をひかれる思いでそそくさと玄関から出て行きました。

あとでおじいちゃんに聞いたんだけどね、凄いことが起きていたんですよ。



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