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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第9章 新たな展開

(^_-)-☆ 新たな展開 ♪♪


そもそも、麗子お姉ちゃんとヤリたいと言い出した勇介くんの想いを逆手にとって、花園先生を誘惑する作戦に協力をするならヤラせてやると、お兄ちゃんは交換条件を付けたのですよ。

勇介くんは条件を呑んで一緒に病院まで行き、お兄ちゃんは花園先生との思いを遂げることができた。だからお兄ちゃんは、勇介くんとの約束を果たさなければならないのです。

お兄ちゃんは麗子お姉ちゃんの了解もなく、勝手に交換条件にして約束したのだから、なんとかお姉ちゃんを説得しなければならないのですよ。


金曜日の夕刻、お兄ちゃんは麗子お姉ちゃんの部屋をノックして入ります。

机に座ってスマホをいじっていたお姉ちゃんは、イスを回転させて振り向きます。

「お兄ちゃん、どうしたの?」

「うーん、麗子にさあ、ちょっとさあ、頼みがあるんだけどなあ……」

「なによ、神妙な顔しちゃって。いいよ、お兄ちゃんの頼みなら聞いてあげるよ」

「ほんとか? 良かった。なあ麗子、オレの友達の勇介とさあ、ちょっとだけ、寝て欲しいんだよ」

「いいよ、寝るだけなら。別に裸で寝るわけじゃないんでしょう?」

「実はなあ、勇介とさあ、約束しちゃったんだよ……」

「何を約束したの?」

「勇介にさあ、お前と……ヤラせてやるって」

「ヤラせるって……何を?」

「だからさあ……ちょっとさあ……セックスを……」

「バカなこと言わないでよ! お兄ちゃんたら、妹の私とお母さんを、親子丼にさせる気なの?」

お姉ちゃんはイスから立ち上がって、マジで怒りの表情です。

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