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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第2章 ★お兄ちゃんのお願い★

みんなはしばし無口のまま、お母さんがコーヒーを淹れてくれるのを待っているのですが、麗子お姉ちゃんだけが、なんだかもじもじしています。

麗子お姉ちゃんが魔子ちゃんの瞳をチラ見するたびに、魔子ちゃんは唇をチュッと突き出して微笑むのです。

麗子お姉ちゃんの瞳が見る見る潤んでまつ毛が濡れる。思いをつのらせたかのようにスーと立ち上がり、魔子ちゃんの隣に座ったのです。

麗子お姉ちゃんは魔子ちゃんに顔を向けて瞳を見つめます。そして、そっと目を閉じると、魔子ちゃんの唇がお姉ちゃんの唇に重なります。

チュチュッと重なっていたお姉ちゃんの唇に、魔子ちゃんの舌先がねじ込まれてプチュプチュ、プチュプチュと激しいディープキッスです。

お兄ちゃんと勇介くんは、思いがけない成り行きに戸惑っているのですが、お父さんはにこやかに見守っています。


そもそも、勇介くんのお姉さんの魔子ちゃんが、どうして私んちの家族と親しくなったのか。
それは、お兄ちゃんが初めて勇介くんの家へ遊びに行った時のことです。

トイレの前でお兄ちゃんは、魔子ちゃんと鉢合わせしたのです。
魔子ちゃんはホワイトシースルーの下着姿で、煌めく瞳がキラキラとまばゆかった。


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