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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第2章 ★お兄ちゃんのお願い★

薄衣をまとった天使のように、長いまつ毛に潤んだ瞳の魔子ちゃんは、トイレの前でやさしく微笑みかけてくれた。

「あら、勇介のお友達ね、うふっ、こんにちは」

その瞬間に、お兄ちゃんの心臓は破裂して、恋の弾ける音がバチチンと、炎となって聞こえたのですよ。
お兄ちゃんは何も言葉を返せずに、しどろもどろです。

「あ、お、う、うん……」

「うふふ、うふふ、よろしくね」

それからというもの、お兄ちゃんは勇介くんちを訪問するたびに、魔子ちゃんの存在ばかりが気になるのです。

物干し竿にぶら下がるレモンイエローのパンティや、花柄のブラジャーやランジェリーが目に止まると、あの下着やパンティを脱がしてセックスしたいと、家へ帰って夜中に何度も妄想しながらマスをかいているのです。

お兄ちゃんには敬子ちゃんというクラスメイトの彼女がいるのに、男はみんな身勝手に浮気性なのです。

勝ち気そうな瞳でウインクされて、嗜虐的な甘えを求めて、お兄ちゃんは年上の魔子ちゃんに魂を奪われてしまったのです。


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