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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第2章 ★お兄ちゃんのお願い★

私たち家族が魔子ちゃんを知ったのは、勇介くんがお兄ちゃんを訪ねて来た時の、ちょっとした会話からです。

みんなが居間の座卓で胡坐をかいて、コーヒーを飲みながらチョコケーキを食べていた時です。
勇介くんがちょっと自慢気に、お姉さんの魔子ちゃんは数学が得意だから、理系の大学に進学するんだと話したのです。

それを聞いた麗子お姉ちゃんが、難解な数学の問題が解けなくて困っているから、魔子ちゃんに教わりに行きたいと言い出したのです。

勇介くんに頼まれた魔子ちゃんは、麗子お姉ちゃんを喜んで歓迎しました。
それを機に魔子ちゃんも、自分が使っていた参考書を持って、私んちに時々顔を見せていたのですよ。

勉強はとても順調そうで、お姉ちゃんが問題を解けた時には、ご褒美だと言って魔子ちゃんはそっとお姉ちゃんに口づけをしていました。

難解な問題が解けた時なんか、二人で大喜びのディープキッスです。

ある日のこと、私がお母さんに頼まれて紅茶とケーキをお盆に乗せて部屋に入った時、振り向いた魔子ちゃんの目は鋭く輝いていたけど、お姉ちゃんの瞳はトロンと潤んでいた。

きっとお姉ちゃんのパンティの中に、魔子ちゃんの指先が入っていたのかもしれません。お兄ちゃんには内緒だけどね。


ですからね、魔子ちゃんが訪問して来るたびに、お母さんは麗子お姉ちゃんの勉強のお礼にそっとキッスをしてあげるんですよ。

ああそうだ、もしかして麗子お姉ちゃんは、私が仏壇で焚いた媚薬線香の煙を、ちょっぴりでも吸い込んでいたのかなあ?

魔子ちゃんに抱きしめられてディープキッスされて、お姉ちゃんは夢心地ですから。


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