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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第2章 ★お兄ちゃんのお願い★

お母さんは、勇介くんに頬を寄せて、粘っこく問いかけるのです。

「アレをするってことはさあ、仲良しになるってことでしょう? 私さあ、勇介くんのこと、まだ何にも知らないから、たくさん知りたいなあ」

「は、はい。何でも教えます」

「あらホント? なんでも教えてくれるの? どんな秘密でも、教えてくれるのかなあ?」

「はい、どんな秘密でも……」

「わあ、うれしいな。どんな秘密の話が聞けるのか、楽しみだなあ」

「そんな……でも、どんな話でも……」

「じゃあさあ、勇介くんと私と、二人だけになりましょうね。勇介くんの話をじっくり聞いて、そしてさあ、私と勇介くんの、二人だけの秘密を作りましょうか。ねえ、勇介くん?」

「は、はい。作りたい……です」

お母さんは勇介くんの手を取って、立ち上がらせました。
そして、食卓で胡坐をかいているお父さんに声をかけたのです。

「お父さん、これから勇介くんと私、とっても大切な秘密のお話があるから、しばらくの間、寝室に入ってこないでね」

「ああ、分かった。秘密の話を、あとで聞かせてくれよ」

「ダメよ……だって、秘密なんだから。うふん、うふふ」

お母さんは勇介くんを連れて寝室へ向かいました。


居間では麗子お姉ちゃんが、魔子ちゃんにディープキッスをされたまま、座卓の横に押し倒されて悶えています。



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