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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第1章 ★おばあちゃんの命日★

そのとき同時に、私は異変に気付きました。
あれほど異常な臭気を放っていた線香の煙が、えもいわれぬ芳香に変わっているのです。

おばさまが男を誘惑する時に使用するドルチェ&ガッバーナの香水でさえも、これ程の芳香を放つことはありません。

思わず煙を一息に吸い込むと、私はたちまち性に目覚めた少女です。
うるうるに潤んだ私の瞳を認めて、おじいちゃんはパサリと寝巻きを脱ぎ捨て全裸になりました。

ああ、何としたことでしょう……、
60歳を越えたおじいちゃんの顔や皮膚が、20代の青年に変身しているのですよ。股間のチンポはまるで、桜島大根の巨大さでそそり立っているのです。


私はハッとして悟りました。
媚薬が仕込まれた線香の煙を吸い込んで、臭覚や視覚が麻痺して狂い、脳神経が歪んでしまったに違いありません。
媚薬が血管に溶け込んで、淫靡な煩悩が眼前にさらけ出されてしまったのですよ。


おじいちゃんも線香の煙を吸っているはずだ。
だったらおじいちゃんには、私の顔や容姿が、どんなふうに見えているのだろうか?

テレビで人気のとびきり可愛いくて色っぽい、美肌の完熟少女タレントだろうか? 
それとも私より、もっとずっと幼い女の子……?

寝巻きを脱ぎ捨てた全裸のおじいちゃんが、私のオッパイを、太ももを、そして股間を、ギンギラの眼差しで舐めるように見つめていますよ。


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