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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第5章 ★テレビゲーム★

桃ちゃんちの庭はとても広いのです。
玄関の前は畑地とお花畑になっているのですが、その先から奥の塀までは杉や檜などの高木が何本も植えられて、ちょっとした森なのですよ。
玄関を出ると、ピラニアくんはすっかり青姦の気分で、適当な場所を探してつぶやきます。
「どこがいいかなあ。畑の上じゃあ汚れちゃうしなあ。そうだ、花畑の上で、太陽の光を浴びながらヤルのも気分が出ていいかもな。ねえ、メグちゃん」
ピラニアくんと太陽の下で青姦するのも悪くはないけど、ゲームに負けたからってすんなり抱かれるなんて、しゃくに障って私は庭の奥へと逃げ込んだのですよ。
「ピラニアくんさあ、私を捕まえて押し倒して、ショートパンツを脱がさなくちゃヤレないよ」
「あっ、逃げた。ずるいぞ、メグちゃん!」
ピラニアくんが追っかけて来たので、ひまわりを根っこから引き抜いて、投げつけてやりました。それから庭の奥に逃げ込んで、大きな岩陰に身を隠したのです。
テレビゲームなんかよりも、こっちのゲームのほうが現実的でスリルがありますよ。
玄関の横の窓に視線を移すと、ゲームに興じている桃ちゃんとハイエナくんの姿が小さく見えます。桃ちゃんは真剣そのものの険しい表情です。
桃ちゃんはハイエナくんに抱かれるよりも、ゲームに勝ってみんなの前で、ハイエナくんにマスをかかせて射精させたいのかなあ?
そんな事を考えていたら、ピラニアくんが落ち葉を踏みしめて、目をキョロキョロさせながら近づいて来ます。
私は岩陰から飛び出して、大木の陰に逃げ込みます。
素早くピラニアくんも身を翻します。

