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私んちは淫乱家族ー続編<夏の終わりに>
第5章 ★テレビゲーム★

高木を避けて藪の中に身を隠そうとしたら、バラのトゲに剥き出しの腕を刺されて、思わず悲鳴を上げてしまいました。

見つかったかも……、もう、逃げられないかも……、
思ったとたんに捕まえられて、背中を大木に押しつけられて抱きしめられたのです。

「捕まえた! メグちゃん、もう、逃がさないよ」

「分かった。もう、逃げないから……」

「じゃあ、キッスしちゃうよ」

「待って! その前に、教えてよ」

「何を?」

私は貴くんを嫌いじゃなかったけど、てか、むしろ好きだったけど、貴くんはどうなんだろうかって真意を知りたくて、抱かれる前に問いただしたのです。

「貴くんさあ、私のこと……どう思ってるの?」

「どう思ってるって?」

「好きかって聞いてるんだよ。それとも、好きでも嫌いでもなくって、どうでもいい女の子なのに、セックスだけヤリたいってことなのかなあ?」

キザな貴くんは照れくさそうに、もったいつけて答えます。

「好きだよ……」

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