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Start Over Again
第8章 悪夢 と デート

コーヒーショップを出て、このまま帰るのもなんだしもう少しゆっくりしてから帰ろうということになり、適当にブラブラ歩いていると大きめの雑貨店が目に入った。

「ねぇ、朔ちゃん。あの店見てもいい?」

「いいよ~なんの店~?」

一応、確認を取ると朔ちゃんはにこにこ顔で答えた。
あーん。がよほど嬉しかったのか、コーヒーショップを出てからずっとにこにこしてて、語尾まで伸ばしがちになっている。

「たぶん雑貨屋さん。アクセサリーもありそう」

繋いだ手をパッと離して朔ちゃんを置いて先に入店する。

ファンシーな雰囲気の店内にはマグカップ、お箸、お茶碗といったキッチン系のものから、ハンカチ、靴下、クッションなどの生活用品、ボールペン、鉛筆などの文房具、有名キャラクターのグッズ品まであり、品揃え豊富で見ているだけで楽しい。

アクセサリーはないのかな? と思いながら店内を歩き回ると奥のほうにアクセサリーコーナーがあった。
どんなのがあるかな~と見渡していると、いつの間にか朔ちゃんが隣にいた。

「…アクセサリー欲しいの?」

「うん。仕事の関係でアクセサリー類はほぼ無理なんだけど…」

「ああ…だからけいちゃんアクセサリー類つけてないのか。てっきり、こういうの好きじゃないのかと思ってた」

「あ~そう思った? 実は好きなんだよねぇ」

「何が欲しいの? 耳は穴開けてないよね、イヤリング?」

「んーん。アンクレットが欲しくて…」

「アンクレット??」

聞き覚えがないようで朔ちゃんが首をかしげる。

「うん。足首につけるブレスレットみたいなやつ」

「へぇ…足首につけるやつとかあるんだ」

「あるんだよね~。まぁ私の場合、イヤリング、ネックレス、ブレスレット、指輪は仕事中つけられないからさ、仕事の度につけ外しするのめんどくさくって。その点、アンクレットなら靴下で隠せるしつけたままでいいよね~って気づいてから欲しくなっちゃって」

「ふーん…」

朔ちゃんの興味なさげな相槌に笑いながら気になるものを手に取っていく。

…お? ステンレス製?

通常のアクセサリーと同様に金属製のものが多くあるなか、【誕生石入り、ステンレス製、アレルギーフリーでつけっぱなしでもオッケー!】というポップが目に入ってきた。

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