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幼なじみとしたいコト
第2章 と
机の引き出しを漁って戻ってきた春希はぎこちない手つきでゴムを装着して、黙ったまま私をそっと寝かせる。
いよいよかと思うと体はこわばるけど、下腹部は今か、今かとソレを待ちわびている。
「秋ちゃん……入れるよ?」
「う、うん……」
ソレの先が割れ目にふれる。
だけど私の愛液せいですべるのか、入口が狭いのか、はたまた春希がビビってるのか……なかなか入ってこない。
「……春希?」
「……秋ちゃん。こんなタイミングで言うの、間違ってると思うんだけどさ」
「ん、なに?」
「僕……秋ちゃんのこと、好き。大好き……っ!」
まさかの告白しながら挿入してくる春希。
嬉しいけど、それどころじゃない。
「んっ……あっ……あぁっ……」
思ったより痛みはないし、どれくらい入ったのかわからないけど、とにかく圧迫感がすごい。
セックスってこんな苦しいの!? と深呼吸をして紛らわそうとしていると、私以上に苦しげな様子で春希が倒れ込んできた。
「うっ……ぐ、……はぁ……秋ちゃんのナカ……気持ちよすぎ……」
耳元で吐息混じりにささやくのはずるい。
「はぁ……はる……きっ、全部、入った……?」
私のつぶやきに春希は首を横に振る。
「まだ……やっと、半分……くらいかな」
は……半分!? この圧迫感でまだ半分!??
「ゆっくりしてるつもりだけど、痛い?」
「ううん……痛くない。けど……圧迫感がすごくて……」
「ああ……圧迫感か。ん……そうだな……気を紛らわせたほうがいいのか……」
「え?」
春希の手が頬にふれたかと思えば、今にも唇がふれちゃいそうな距離まで近づく顔。
「……キスしたい。してもいい?」
熱い視線から目をそらせないまま、やや低くて甘めの声でそんなこと聞かれて拒否できる女はいるだろうか。
……いや、いない。
コクンと小さくうなずくと、春希の唇が頬にふれた。
ちゅ、ちゅ、ちゅ……とやさしく頬を移動する唇が、徐々に私の唇に近づいてくる。