この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
幼なじみとしたいコト
第3章 したいコト

……いい匂いがする。


今日の晩ごはんカレーかな? なんて考えながら目を開けると自分の部屋じゃなかった。
あれ? と思いながら寝返りをうって視線を動かすとテーブルの上に見覚えのあるタブレット。


……ああ、春希の部屋か…………えっ!?


慌てて飛び起きるけど、春希の姿はない。


私……ガチ寝してた??


春希の部屋でテーブルに突っ伏してうたた寝くらいはしたことあるけど、ベッドを占領して普通に寝るなんてしたことはない。


もしかして……夢???
服はちゃんと着てる……いやでも……夢にしては生々しすぎるし、何したかしっかり覚えてるし……。


春希との行為は夢だったのか、それとも現実なのか、わからずに頭を抱えていると、部屋に近づいてくる足音が聞こえてきた。


は、春希!?
どどど、どんな顔して待ってれば!??


とっさに布団を頭からかぶって丸くなる。
数秒後、ガチャリと部屋のドアが開く音がした。
パタンと閉まる音がして、足音はベッドに向かってくる。


「……秋ちゃん?」


春希の声にドキッとする。


「どうしたの? 具合悪い?」

「…………悪くない」


無視するのはよくないし、だけど恥ずかしくて小声で返事をすると、ベッドの端が沈む感覚がした。


「悪くないなら、顔見せて?」


春希のやさしい声にゆっくりと布団から出ると、春希はベッドに腰かけていた。
ちらりと視線を向けると、春希の腕が伸びてきてやさしく抱きしめられた。


「あ……あの……?」

「めちゃくちゃ心配した」

「え……心配?」

「うん。一瞬、気絶したのかと思って焦った。そしたら寝息が聞こえてきたから、寝たんだってホッとした」

「……寝ちゃってごめん」

「ふふっ、いいよ。かわいい寝顔も見れたし」

「っ……」


な、何か……春希が変!
かわいいとか、さらっと言うタイプじゃないと思ってたのに……。

/23ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ