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第41章 浩一

体調も回復して久しぶりにと外食を友人達と食べ別れた駅で宏と会って宏が酔っていた事もあり2人で近くのホテルに入って沙也香はまた悶絶するまで抱かれ宏が寝ている間に身体を引きずるようにして逃げ数ヶ月後妊娠が発覚した…しかし身体の疼きは止まら無いそこで抱いて貰っていた数人に妊娠中だと打ちあけその間も抱いて欲しいと言う願いを聞いて出産間近までアナルSEXをして紛らわせ紗枝を産んだ…誰の子かは明らかだったが沙也香は一切誰にもその相手を教えることはなかった…

間違えてヒカルの耳に届けば宏が困る事になると沙也香は無意識にそう思い全てに蓋をした…

そして紗枝の養育を母に任せ自らは身体の疼きを消す為に身体を売って母親に娘に送金していた…

父親である宏は酔って沙也香を抱いた記憶がありそれなのに起きたら沙也香はおらず不思議に思いながらその事を忘れた…

しかし紗枝が大学生の時病院を訪れた時外科医となっていた宏は一眼見て沙也香の娘だとカルテからも明白だった…しかしそのカルテから未婚の母親だと言う…内容に数十年前の記憶が蘇りまさかとは思いながら紗枝と自身のDNA鑑定を内密に行って驚愕した…

宏はしばらく鬱に近い状況まで落ちおかしいと思った先輩に話しを聞いてもらっている時にヒカルの名前が出て紗枝はそのヒカルの会社を希望していた…

あの当時の様子からもヒカルが沙也香の娘を採用するとはとても思えず宏は裏でお願いしようかとも思ったがどうやら採用人事にはヒカルは関わっていなかったようで無事採用されていた…しかもすぐにヒカルの秘書にまで抜擢されるほど優秀な娘に顔をニヤけさせていた…

そして宏は沙也香を探していた…娘から沙也香を辿る事は難しく大学以降母親には会って居ない…所在地も知らない様子だったが宏は諦めずに行方を探していたそんな折にテレビで信じられないニュースが流れて宏は動揺してその日のオペの執刀をキャンセルした…

すぐにヒカルの携帯に電話をした…

ヒカル「…宏か？ニュースを見て連絡くれたのか？」

ヒカルの声を聞いて何の感情も伝わって来ない…

宏「ヒカルさん…大丈夫ですか…？」

ヒカル「俺は大丈夫…それよりも息子が…弟の康二は駄目だった…光一も相当危ない…もし助けてくれるなら…」