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副社長と出張旅行~好きな人にマーキングされた日~
第1章 出張旅行
電話を切ると副社長は、私の手を握った。
「里佳子君、今日はどこにも行かないよ。」
私はそっと、両腕を副社長から放した。
「すみません。我儘だって分かっています。」
でも、女と遊びに行くなんて、そんなの紳士な副社長らしくない。
「先に、シャワー浴びて、落ち着きなさい。」
「はい。」
私はバスタオルを持って、浴室に行った。
分かってる。
同じ部屋を取ったのも、副社長が私に手を出す気なんて、全くない証だって。
「……っ」
泣きながら、服を脱いだ。
「ひっ……うぅ……」
一旦泣きだしたら、止まらなくなった。
「うわああん。」
いい大人が、子供みたいに泣いている。
シャワーの音が、うまい具合に声をかき消してくれているからいい。
「里佳子君、今日はどこにも行かないよ。」
私はそっと、両腕を副社長から放した。
「すみません。我儘だって分かっています。」
でも、女と遊びに行くなんて、そんなの紳士な副社長らしくない。
「先に、シャワー浴びて、落ち着きなさい。」
「はい。」
私はバスタオルを持って、浴室に行った。
分かってる。
同じ部屋を取ったのも、副社長が私に手を出す気なんて、全くない証だって。
「……っ」
泣きながら、服を脱いだ。
「ひっ……うぅ……」
一旦泣きだしたら、止まらなくなった。
「うわああん。」
いい大人が、子供みたいに泣いている。
シャワーの音が、うまい具合に声をかき消してくれているからいい。