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副社長と出張旅行~好きな人にマーキングされた日~
第1章 出張旅行
と、思ったのは束の間。
これは、仕事の出張だという事を、忘れていた。
私は景色を見ながら自由にしていたけれど、副社長はパソコンで仕事をしている。
「副社長、何か手伝う事はありますか?」
「うーん。あったら、言うね。」
いや、絶対ないと思いながら、新幹線は目的地まで近づいて行く。
「ふうー。一段落。」
副社長はパソコンを閉めると、椅子にもたれかかった。
「俺、ちょっと寝るね。」
「はい。」
そして頬杖をついて、副社長は目を閉じた。
うう。寝姿まで美男子!
一体、どれだけの女性を、今まで泣かせてきたのか。
その時だった。
ふと、副社長の左手が私の右手に振れた気がした。
これは、仕事の出張だという事を、忘れていた。
私は景色を見ながら自由にしていたけれど、副社長はパソコンで仕事をしている。
「副社長、何か手伝う事はありますか?」
「うーん。あったら、言うね。」
いや、絶対ないと思いながら、新幹線は目的地まで近づいて行く。
「ふうー。一段落。」
副社長はパソコンを閉めると、椅子にもたれかかった。
「俺、ちょっと寝るね。」
「はい。」
そして頬杖をついて、副社長は目を閉じた。
うう。寝姿まで美男子!
一体、どれだけの女性を、今まで泣かせてきたのか。
その時だった。
ふと、副社長の左手が私の右手に振れた気がした。