この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
副社長と出張旅行~好きな人にマーキングされた日~
第1章 出張旅行
「ははは。」
頭を殴られた気がした。
いいところのお嬢さん。
そうだよね。副社長の結婚相手となると、そうなるよね。
一介の秘書が、夢見てどうするの。
とほほ。しかも副社長も、断らないし。
あーあ。ドキドキ旅行ー!だなんて思ってた、私が馬鹿だった。
そして専務との仕事は、順調に終わり、私達はオフィスを出るところだった。
「新田副社長、昼間の件なんだけどね。」
専務が副社長に近づく。
「知り合いのお嬢さんが、ぜひ新田君に会いたいって言うんだよ。」
「はあ。」
「これから夕食も兼ねてどう?」
「そうですね……」
迷っている。副社長迷っている。私がいるのに、迷っている⁉
頭を殴られた気がした。
いいところのお嬢さん。
そうだよね。副社長の結婚相手となると、そうなるよね。
一介の秘書が、夢見てどうするの。
とほほ。しかも副社長も、断らないし。
あーあ。ドキドキ旅行ー!だなんて思ってた、私が馬鹿だった。
そして専務との仕事は、順調に終わり、私達はオフィスを出るところだった。
「新田副社長、昼間の件なんだけどね。」
専務が副社長に近づく。
「知り合いのお嬢さんが、ぜひ新田君に会いたいって言うんだよ。」
「はあ。」
「これから夕食も兼ねてどう?」
「そうですね……」
迷っている。副社長迷っている。私がいるのに、迷っている⁉