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好きが生まれる場所〜オフィスラブ短編集〜
第1章 その温もり、反則です
そんなあ!
生粋のお嬢様が相手なんて、私なんかが相手にされるわけないじゃないか!
「あら、意気消沈してるの?」
希恵さんに言われ、自分が重いショックを受けているのを知った。
「まあ、香奈は社長のお気に入りだもんね。直接、話があってもよかったかも。」
「そんな話、直接教えてくれるほど、仲良くないよ。」
「そんな事ないわよ。」
希恵さんは、私の肩をポンと叩いた。
「聞いてみたら?」
希恵さんに言われ、私は社長をジーっと見た。
また手を振られている。
その好意に応える事ができなくて、手を振れなかった。
社長。どうしたら、社長の事忘れられますか。
私、社長がいるから、この会社に入ったのに。
生粋のお嬢様が相手なんて、私なんかが相手にされるわけないじゃないか!
「あら、意気消沈してるの?」
希恵さんに言われ、自分が重いショックを受けているのを知った。
「まあ、香奈は社長のお気に入りだもんね。直接、話があってもよかったかも。」
「そんな話、直接教えてくれるほど、仲良くないよ。」
「そんな事ないわよ。」
希恵さんは、私の肩をポンと叩いた。
「聞いてみたら?」
希恵さんに言われ、私は社長をジーっと見た。
また手を振られている。
その好意に応える事ができなくて、手を振れなかった。
社長。どうしたら、社長の事忘れられますか。
私、社長がいるから、この会社に入ったのに。