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好きが生まれる場所〜オフィスラブ短編集〜
第1章 その温もり、反則です
すると、部長の太一さんが、私の元にやってきた。
「香奈、社長が呼んでるよ。」
「あっ、はい。」
ヤバい。
さっき、手を振らなかった事、怒ったのかな。
私は、それでも社長と二人で話せると思って、ドキドキしていた。
「失礼します。」
社長室は、ガラス張りの別室になっていた。
あまり会話は、オフィスに聞こえない。
「ああ、香奈。さあ、そこ座って。」
社長室のソファーに座るのは、初めてだ。
そして社長は、私の隣に座った。
「率直に聞くけど、何かあった?」
その優しい口調に、涙が溢れてきた。
「あーあ。泣かせちゃった。」
社長は、私の零れ落ちる涙を拭ってくれた。
「そんなに俺、悪い事した?」
私は、ううんと頭を横に振った。
「香奈、社長が呼んでるよ。」
「あっ、はい。」
ヤバい。
さっき、手を振らなかった事、怒ったのかな。
私は、それでも社長と二人で話せると思って、ドキドキしていた。
「失礼します。」
社長室は、ガラス張りの別室になっていた。
あまり会話は、オフィスに聞こえない。
「ああ、香奈。さあ、そこ座って。」
社長室のソファーに座るのは、初めてだ。
そして社長は、私の隣に座った。
「率直に聞くけど、何かあった?」
その優しい口調に、涙が溢れてきた。
「あーあ。泣かせちゃった。」
社長は、私の零れ落ちる涙を拭ってくれた。
「そんなに俺、悪い事した?」
私は、ううんと頭を横に振った。