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好きが生まれる場所〜オフィスラブ短編集〜
第1章 その温もり、反則です
「社長、お見合いなんてしないでください。」
私は、社長に抱き着いた。
「香奈……」
「好きなんです。社長の事が……」
言った。
社長、私の気持ちに応えて下さい。
「ごめん。」
社長からは、いい結果は得られなかった。
「もう決めた事なんだ。」
「私じゃ、ダメですか。」
顔を上げた私に、社長は切なそうな顔をした。
「香奈の気持ちは、知っている。」
「知っているなら、どうして応えてくれないのですか。」
社長は、私の頬に手を置いた。
「そんな事を言ったら、俺は道を間違えてしまうよ。」
社長の顔が、近づく。
あっ、キスしてくれる。
その時だった。
社長室のドアが開いた。
私は、社長に抱き着いた。
「香奈……」
「好きなんです。社長の事が……」
言った。
社長、私の気持ちに応えて下さい。
「ごめん。」
社長からは、いい結果は得られなかった。
「もう決めた事なんだ。」
「私じゃ、ダメですか。」
顔を上げた私に、社長は切なそうな顔をした。
「香奈の気持ちは、知っている。」
「知っているなら、どうして応えてくれないのですか。」
社長は、私の頬に手を置いた。
「そんな事を言ったら、俺は道を間違えてしまうよ。」
社長の顔が、近づく。
あっ、キスしてくれる。
その時だった。
社長室のドアが開いた。