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妹をこんなにしたのは僕のせい?
第3章 兄妹
新生活にもすっかり慣れた。
自活するとなるとムダな物はなるべく買わないようにして、食材はどこのスーパーがいつ安いとか生活感というものが一気に押し寄せた。
それもなかなか儘ならないものだけど、妹の学費を助けると言った手前。やはり少しでも残したいと思うのだった。
ここに住み始めて四ヶ月。しおりは一度も訪れてきた事はない。
かと言って、実家に戻っても別に兄妹よそよそしい様子もなかった。

そんなある時、しおりは母と一緒にここに来て二人して部屋の中を片付け始めるのだった。

「アニぃ!エロ本どこに隠してるの?」

「ないよ!そんなの」

「エロ本見たいっ!」

仮にあったとして、独り住まいで隠す必要もなかろうに。
しおりは母のいる前でもお構いなく、そう言ってはしゃいでいる。これでも今では女子大学なのだ。
家庭の延長線のような脈絡ない話も幾度となく尽きて、しおりが帰ろうとしないので母も帰らない。
結局、根負けした母は訝しげにもしおりを置いてひとり食事の支度をしに帰って行った。

「アニぃ!」

母の姿が扉の向こうに消えた途端、首から腕を回してブラ下がり「入れて!入れて!早く入れて!」と腰を奮う。
両脚をしっかりと僕の胴体に組み付けて、髪からは妹の匂いを発散させているのだ。

「あっあっあっあっ・・・気持ちいい」

ずっちゃ、ずっちゃ、と湿った音がする。

「あっお前、ゴム持ってきたか?」

「ないわよ。アニぃ持ってないの?」

「家に置きっぱでここにはないよ」

極力出費を抑えようと、倹しい生活を送っていた。
ここでは不要なコンドームまで買い備えておく余白はない。

「子供作っちゃおうか?」

「バカ、ダメに決まってるだろ」

「いいじゃん、子供作っちゃおうよ。ここで三人で暮らそうよ」

本気で言ってるわけではないと分かっていても久しいせいか、妙に嬉しい気分になる。
しおりは離れまいと、また胴体に脚を組み付けて自分から膣内に入った欲情を擦り上げる。

「もうっ!ごっくんしたげるから乳揉んで・・・その後二回はイカせる事!」

僕は思った。しおりをイカせる悪夢がついにここまで追ってきたのだと。



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