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第1章 お仕置き

「分かりました今回４回目と言うので少年院も考えられるのでお嬢さんの将来の事も考えてお電話を差し上げたのですが保護者の方がそういうお考えなら、防犯カメラの映像と共に上司に今回の顛末を報告します、二、三日中に警察の方からご連絡が行くと思いますので宜しく、それでは失礼いたします」と部屋を出ようとします。

「待って下さい、大変失礼をしました、娘には良く言って聞かせますので警察へ連絡するのはお許し下さい」

「最初からそう言って頂ければ良かったのですが奥様のあの対応を見せられてはお子さんが更正するとは思えません、やはり少年院に行って他人様に矯正して貰うしか有りませんね」

「済みません娘がまた万引きをしたと聞かされて動転してしまって、とんでもなく失礼な事を言ってしまいました」

「動転して心にも無い事を言ったのではなく今までもそうやって物事を解決してきたのでは無いですか、娘さんもまた何か問題を起こしてもママがお金で解決してくれると思っていたのでしょう」