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おっかない未亡人
第25章 サチコ18才
けったいな夢からやっと目覚める

頭がガンガンしていた

「シンちゃん~~、お水飲みたい~。」

隣の慎吾に手を伸ばそうとするが
あれ?
目の前の壁に短大時代の制服が掛かっている

実家やん

え、?

まだ夢?
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20××年

嘘でしょ??




しばらく呆然とベッドに腰かけていた

どうやらタイムスリップしたらしい

鏡に映っていたのは18才のあたしだった

えー平日なんだけど
今から学校行けってか

ガラケーの目覚ましが鳴る

まじか
というかシンちゃんはどこ行った?
タイムスリップしたのはあたしだけ?




フラフラ自転車に乗って学校に何とかたどり着く
授業中もどうやって元の世界に戻るか考えていた

隣には真由が座って鏡でまつ毛をやたら見ている

昔っからお洒落だったなこの人は

「さちこー、明日さシフト変わってくんない?」

「え、あたしバイトしてんの?」

「何言ってんのよ、居酒屋一緒に面接受けたじゃない。」

そうなんだ


とりあえず今日はバイトは休みになった

家に帰ると弟の太一がリビングで牛乳を飲んでいた

「あのさ、今日さ、3年の三原って人が俺の教室来てさ、」

弟は高校に上がってからますます無口になった
だからあたしに話し掛けてくるのは珍しい

「で?」

幸子は前のめりになる
同じ高校だったんだ
弟よ、まじ神

「なんか姉ちゃんの連絡先教えてって言われたんだけど、俺携帯とか覚えてないからさ。」

「で?」

「ただそれだけだけど。」

あー惜しい
でもこれで慎吾の通っている高校が分かった
それとシンちゃんもあたしを知ってるってことはタイムスリップしてるんだ

会いたい!

「てか高校生といつ知り合うわけ?」

「いや、詳しいことはいつか話すから。とにかく明日これ渡して!」

連絡先が書いた紙を渡す

無口で無愛想な弟が唯一の頼みの綱だった


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